双極性障害☆ライフハック

「双極防災」の元ネタを集めたブログです。

統合失調症と勘違いされやすい病気

高橋祐也容疑者が覚せい剤取締法違反で4度目の逮捕をされましたが、母である三田佳子さんが、「統合失調症と闘病しており…」と発言されていたのが、なーんか違和感ありました。統合失調症覚せい剤に手を出したのではなく、覚せい剤に手をだしたから統合失調症様の離脱症状に苦しんでいるだけなんじゃないか…本当に、先天的に統合失調症を抱えている方々に対する世間のイメージが悪くなるだけで、迷惑だなぁと思いました。実際、創薬研究の中で、統合失調症の陽性反応に似た症状のモデルマウスを作るのに、メタンフェタミンなどの覚せい剤を使うことがあります。(もちろん逆もあり、統合失調症の人が覚せい剤を投与されるとさらに悪化することが分かっていますが。)

 

さて、今日は統合失調症と誤解されやすい疾患3つに触れたいと思います。双極性障害の方々でも、症状が悪化すると「統合失調性感情障害」という、統合失調症双極性障害の中間にあたる病気を発症し、妄想や幻聴を経験する場合がありますが、主治医に統合失調性感情障害を発症したと勘違いされないために、予備知識を入れておきましょう。

 

<泌尿器感染症

 筆者の実体験です。2年前、うつ状態が酷くて不潔になったはずみで、膀胱炎や腎盂腎炎を起こしていたのですが、自覚症状が無かったために私自身は気が付きませんでした。その頃から、火を噴いたトラックが自分に向かって走ってくる風景や、ワニが真っ二つに割れる意味不明のせん妄が続き、統合失調症の幻想かな?と覚悟しながら当時の主治医にこのことを報告しました。すると主治医が血相変えて「いますぐ泌尿器科にいきなさい!」と私に言ってきたのです。

 主治医曰く、昔主治医が老人病院で内科医として働いていた際に、免疫力の衰えた老人が、軽い膀胱炎を患うだけでせん妄を訴えるケースが多いことに気が付いたそうです。今回の入院中も、なんども口を割かれる感覚に苦しんだ時期があったのですが、その後、膀胱炎であったことが尿検査でわかりました。

<抗NMDA受容体抗体脳炎

 これは私が自殺未遂をしてパニック状態になり、都内の病院へ搬送される間際に主治医から教えて貰った病気です。2007年頃に米国で報告された病気なのですが、脳内のNMDA型受容体というグルタミン酸受容体に対する抗体ができて、脳内に炎症が起こり、統合失調症のような言動を起こす病気です。実は、統合失調症でもこの受容体が関与するのではないかというグルタミン仮設が提唱されているので、両者の症状ははじめ似ているのですが、抗NMDA受容体抗体脳炎では、最後は昏睡状態になり死に至るので、早期の発見と治療が欠かせません。しばしば卵巣奇腫を伴います。

<橋本脳症>

 甲状腺に対する自己免疫疾患です。リーマスを飲んでいる方なら定期的に甲状腺機能の検査があると思うので神経質になる必要はないかもしれませんが、甲状腺検査を受けたことが無くて最近調子も悪いな、という方はちょっと注意してみましょう。この自己免疫疾患は甲状腺機能低下と亢進を同時に発症するので、やはり統合失調症に似た症状を起こすことがあります。

 

私が思い浮かぶのは以上なのですが、ちなみに本当の統合失調症の原因についてはまだよくわかっていません。先程言及したようにグルタミン酸仮説というものが提唱されていますが、最新の動向の参考として、2017年に行われた理化学研究所和光研究所の一般公開で披露されていたパネルを載せておきますね。

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理研では統合失調症のモデルマウスの作成が進んでいるだけでなく、iPS細胞を用いた病気の解明が行われつつあるみたいですね。

 

【筆者のつぶやき】

今日はお天気悪いですね。空は泣いていても、私たちのこころの中は晴れで過ごすことができますように。

 それではまた(^_-)-☆

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